注文前の時間に注目する

デリバリーアプリでは、すぐに注文する日もあれば、メニューだけを眺めて閉じる日もあります。写真を見る、店を比べる、カゴに入れて考え直す。これらは通常、購入までの途中経過として扱われます。KONAI deliveryでは、その途中経過そのものを主役にしました。

本物らしさと架空らしさの境界

店舗一覧、カゴ、注文確認、配達状況という見慣れた流れを使う一方で、請求額は0円、支払い方法は空想、料理は届かないと繰り返し示しています。本物の販売サービスと誤認されないことを優先しながら、選ぶ手触りは残す設計です。

3分という待ち時間

注文後すぐに結果を出さず、短い待ち時間を置いています。選択が終わったあとに少し離れ、戻ってくる余白を作るためです。待ち時間の最後には、サイト内で完結する架空の着信があります。電話番号を入力したり、実際の通話回線を使ったりはしません。

履歴を成績にしない

履歴は利用者を評価するためではなく、そのとき何を選び、どう感じたかを見返すためにあります。注文回数や継続日数は体験の記録ですが、達成を義務づけるものではありません。途中終了も含めて、使い方を利用者に委ねています。